G20諸宗教フォーラム2019京都

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6月11~12日

6月11~12日

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G20諸宗教フォーラム2019京都 - 趣意書

冷戦後に世界各地で顕在化した民族問題はいうまでもなく、これまで一枚岩になって行動してきた欧州諸国が独自路線を掲げてEUの理想に影がさしはじめ、21世紀の覇権をかけた米中の貿易・情報戦争が激化する中、急激に北朝鮮の傾注しつつある韓国が条約や国際法を反故にして日本に挑戦する姿勢を見せ、また、60年以上にわたって塩漬け状態であった日露間の領土交渉が急激に動き出すなど、日本を取り巻く国際情勢が急激に変化しつつある中で、本年6月末に大阪でG20諸国の首脳たちが一堂に会してサミットを開催することが決まっています。

われわれ日本の宗教者も、現代社会が提起する様々な問題に対して、いかに責任ある応答をして行くべきかが社会から問われていますが、そのような中で、政府主催のG20サミットに先立ち、世界各国の宗教指導者や国際機関の代表者たちと共に、6月11・12両日、京都でG20諸宗教フォーラム2019が開催されることになりました。

そこで、G20諸宗教フォーラム2019では、以下の4つの項目に焦点を当てて、日本の宗教者が世界の宗教指導者や国際機関の専門家たちと共に考え、その成果を積極的に発信して行くつもりです。

  1. G20サミットの主要なテーマは経済成長をどう成し遂げるかということに主眼が置かれているので、宗教界としては、それを認めつつも、経済格差による貧困問題の恒常化、気候変動の悪化、苛烈なビジネス競争が招く人権侵害その中における課題点を提示する。
  2. 昨年のG20サミットでは、トランプ大統領の主張する自国第一主義が、国際協調に勝ったと言える。この流れは大阪サミットにも引き継がれると思われる。したがって、この点は日本政府と歩調を合わせ、核兵器禁止条約、SDGs、温暖化対策、難民のためのグローバルコンパクト等の国際協調を示す各国際条約の意義を再確認し、宗教界がそれを後押しする。
  3. AIや電子通貨やロボット兵器や膨大な個人情報の蓄積など、高度に発達した科学技術社会の構想に対して、「人間性とは何か?」、「どう人間は科学技術と向き合うべきか?」について、宗教界からのメッセージを発信する。
  4. G20大阪サミットで、日本政府は独自のテーマとして高齢化社会への対応を掲げる。政府は年金、介護、医療などの制度について議論をする予定である。それに対し宗教界として高齢化社会に対する独自のメッセージを出す。

今回のG20諸宗教フォーラム2019の京都開催を、日本の宗教界から世界へ発信する千載一遇の機会と捉え、一人でも多くの善意の宗教者に協力を呼びかけます。